【夏目漱石が愛した銀座の空也最中(くうやもなか)を食す】の巻

夏目漱石  銀座 空也最中 アイキャッチ漱石作品に関する豆知識

2020年6月23日(火)午前10時前…勤めている会社の出勤が遅い日ということを良いことに、銀座まで足を伸ばし、ついに銀座の「空也」まで行って参りました。

予約分だけでなくなってしまうことも多いらしいので、なくなって張り紙が貼りだされたらアウト…予約の電話もなかなか繋がらず、基本的に1ヶ月前くらいに予約をしなければならない。とは調べて知っていたので、実際にいきなり店舗へ出向いて、店頭で直接購入できるのか?というところで今回はなかなかの「賭け」でした。

2020年6月23日(火)直接銀座の空也に行ってみる

夏目漱石 銀座 空也

平日6月23日火曜日、開店前の9時45分くらいでしたでしょうか…当然、シャッターも閉まっていたので、もう少しで通り過ぎるところでしたが、なんとかお店の前に到着。(※この時はコロナも一時的にではありましたが、落ち着いていた時期でした)

なんと一番乗りでしたが、その後、ちらちらと空也最中目当てと思われる方が続々と現れてきました。もちろん予約分を買いに来たという方もおられたでしょうが。

10時ぴったりに、「がらがらがら~」とシャッターが開き始め、だんだんとお店の構え(何度も何度もネットで見た)が現れて暖簾がかけられた時は、正直少々緊張しましたね(笑)

夏目漱石 銀座空也 開店

さて、本日分終了の張り紙は貼り付けられるのか?と、どきどきしていたら、店員さんがお店の扉を開けて「どうぞ~」と言ったので、「こりゃ買えるんだな!」ともはや狂喜!ドキドキしながらも店内に入ると、思いのほか狭い…。商品がショーケースに入れられて選べるわけでもなく、カウンターがあってただ当日販売分が用意されているだけの状態でした。ちなみに予約分はカウンターの奥に並んでいました。

店内の写真も撮りたかったのですが、一番乗りだったので後続には他のお客さんがぞろぞろといるわけです。そんな中で、比較的常識的な僕は写真など撮れるはずもなく(苦笑)その時の当日分は、10箱あるかないかくらいでしたでしょうか。

初めてでまるで勝手もわからず…なんとか口に出せたのが「最中をください」でした。店員の方の対応は親切でしたが、一番乗りというのが裏目に出ましたね。その他にも季節ごとの生菓子を販売しているようなのですが、そこのところノーチェックでした。というか完全に忘れてました。

勝手わからず…とは言え、焦り気味になったことを少し反省しました。

基本的にミーハー気質ではないとは思っているものの、今回は特別。せっかく和菓子が好きで、東京に住んでいるならば食べたい!という気持ちもありまして、脚を運んでみて正解でした。

ひとまず無事に買えたので本当に良かったです。

空也最中を食す

夏目漱石 銀座 空也 最中 外装

なんとか運よく購入できたものの、仕事終わりで実際に食べることができたのは、その日の深夜でした。外装も夏っぽくて素敵です。(この後、ブックカバーにしました。)

夏目漱石 銀座 空也 最中 中身

箱を開けてみると、なんとも芳ばしい香りが!!そして、うーん…なんてきれいな最中なんだろう…この少しぽてっとした感じがまた可愛い(笑)

夏目漱石 銀座 空也 最中 冊子

箱の中には、基本情報や、お店の簡単な歴史、夏目漱石に愛されたことなど記載された小冊子がはいっておりました。あの特徴的な皮は、九代目団十郎さんが最中を火鉢で焙ったのがヒントだったんですね。

夏目漱石 銀座空也最中

夏目漱石 銀座 空也最中

空也の最中は、このひょうたん型の形と、パリパリの香ばしい皮、そして絶妙な甘さのあんこが特徴でした。思ったより甘いあんこでしたが、決していやらしい甘さではないです。濃い目のお茶に合いそうだと感じました。

初めて食べましたが、パリパリの皮の香りがなんとも…最中というシンプルなお菓子でここまで感動するとは!という感じでした。普段あまり甘いものは食べないのですが、丁度良い大きさというのもあってか、空也の最中はパクパクと食べてしまいましたし。

東京の、いや、日本の手土産としても有名な「空也最中」、予約をするのが確実と思いますが、是非食べたことのない方は食べてみてください。※コロナ騒動のせいで?おかげで?入手しやすくなっている可能性もあります。ただ、感染拡大には気をつけましょう!

また、空也最中について糸井重里さんが面白い記事を上げているので、こちらも併せてお読みくださいませ。

2013年あんこの旅
糸井重里は、あんこを好みます。 こよなく、好みます。 そんな糸井とともに 「ほぼ日刊イトイ新聞」は、あんこを巡る旅に出ましょう。 饅頭、大福、羊羹、最中などを食べながら語ります。 笑う門と、あんこのお話には、きっと福がくるのでしょう。

 

次は空也餅を食べてみたいです。。

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